【激動】 亡き夫と紡いだ味を今も守り続ける日高村唯一のラーメン店「龍鳳」
日高村デジタルコンテンツ(YouTube動画)制作担当です。
今回の記事では、日高村の中華料理屋「龍鳳(りゅうほう)」さん、そのバックストーリー、そしてその名物ちゃんぽんをご紹介します。
日高村では【村まるごとデジタル化事業】の一環として、日高村の文化や食を、動画やweb記事という形で残していく活動をしております。
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日高村唯一のラーメン屋
高知県日高村のメインステーション、日下(くさか)駅を降りると、ほとんど目の前に位置している中華料理屋「龍鳳」。
メニューには定番の醤油ラーメンや塩ラーメンはもちろん、高知のソウルフード「みそカツラーメン」やキムチラーメンなど変わり種も並んでいます。さらに麺類だけでなく丼や定食も豊富で、天津飯や親子丼なども提供しています。
(※詳しくは店舗にご確認ください。)
夫亡き後も守り続けてきた味
いつも朗らかな笑顔で迎え入れてくれるのは店主の田岡妙さん。
なんと、お店は来年で50年を迎えます。
実はそんな龍鳳さんは元々屋台でラーメンを提供していたそうです。毎日せっせと車を引いて屋台を構えていた苦労などもお話しいただけました。
正月も変わらず車を引いて屋台を構え、「年越しそば」のためにいつもより少しだけ準備を多くしたそう。しかし、時代も時代でした。「年越しそば」は自宅で食べるもの。いつもの常連さんや帰りがけに寄ってくれる人もいなかったそうです。その時を振り返り「あの時は右も左も分からず必死だったから」と微笑んでいたのが印象的でした。
それからご主人と共に、今の店舗に移りお店を立ち上げましたが、40年程前にご主人が病気のために亡くなったそうです。当時、子供が中学1年生と中学3年生で、生活のためにも、田岡さんは一人で「龍鳳」を切り盛りするようになりました。
「龍鳳」に飾られている、ご主人の写真
龍鳳の名物ちゃんぽん
さて、ここからはそんな龍鳳さんの名物メニューをご紹介したいと思います。
もちろんラーメンもご飯ものも美味しいのですが、やっぱり「龍鳳」といえばその名物ちゃんぽんについて語らないわけにはいきません。
特徴は、野菜がたくさん入っていること、そして、スープがトロトロなことです。トロミのおかげでずっと熱々。さらに元々麺や具材のボリュームがあり、お客さんからは「食べても食べても減らんねぇ」と言われるそうです。
しかも、大盛りにすると麺は2玉、そしてすり鉢で提供されます。味もボリュームも200点満点の一品です。
そしてなんと今回は、その名物ちゃんぽんのレシピを初公開!
今回特別に、名物のちゃんぽんレシピを公開していただきました。是非ご家庭で作ってみてください。さすがは50年店を守り続けている田岡さん、ちゃんぽんをテキパキとあっという間に作ってしまいます。
「龍鳳」さんはオムライス街道にも参加しています
「オムライス街道」とは、日高村名産品ののトマトを使ったオムライスを提供するイベントで、2021年度で8年目の開催となります。村内の飲食店が参加し、各店舗がそれぞれ独自のオムライスを提供しています。
店舗でオムライスやナポリタンなど対象メニューを注文することでスタンプを集められ、スタンプ数に応じて景品がもらえる仕組みになっております。
▼各店舗の対象メニューは年によって変わることがありますが、2021年度の龍鳳さんのオムライスは「オム焼き飯」
龍鳳さんにお立ち寄りの際は、このオム焼き飯はもちろん、ご主人と田岡さんが二人三脚で作り上げたちゃんぽんもぜひご賞味ください。
龍鳳
住所/ 高知県高岡郡日高村本郷251-3
電話/ 0889-24-4112
営業/ 11:30~13:30・17:00~21:00
定休日/ 日曜日・第2・4月曜日
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日本の高知のほどよい田舎"日高村"。
高知県の県庁所在地「高知市」から約30分。
人口約5000人の村で、特産品のフルーツトマトを使ったオムライス街道で村おこしをしています。観光スポットとしては小村神社、名越屋沈下橋、霧山茶園などがあります。
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