【屋形船に揺られ、鮎の塩焼きを食べ。】日高村で提供する、天然の鮎
日高村デジタルコンテンツ(YouTube動画)制作担当です。8月が終わり、台風も過ぎ去り、まだ日差しはありますが、高知県日高村は少し秋らしくなってきました。さて、2022年9月の記事は、先月ご紹介した「ウナギ」に引き続き魚特集ということで、日高村の「鮎(アユ)」をご紹介いたします。
鮎の生態と特徴
鮎の塩焼きは、川沿いの観光地で良く見かける名物ではないでしょうか?その通り、鮎は本来川と海を回遊する魚であり、日本では代表的な川魚として認識されています。
一生の半分を川で生息する鮎ですが、実は鮎は濁った水中では生きられず、澄んだ清流を好みます。それはなぜかというと、鮎は川底の石に生えたコケを餌にしますが、泥濁りの川では鮎の好むコケが育たたず、必然的に鮎の数は少なくなります。そのため、「鮎が生息する川は綺麗」と言われ、また鮎は「清流の女王」と呼ばれることもあります。さらに、鮎は別名「香魚」とも呼ばれ、水質の良い河川で育った稚魚や若鮎は、まるでスイカのような香りがすると言われています。
落ち鮎について
鮎の旬は7〜8月と夏真っ只中のときですが、9月以降は落ち鮎が出回ります。鮎は、春になると海に近い河口から川の上流へ登りながら成長し、秋になると産卵するために海を目指します。この、秋に川を下っている鮎のことを落ち鮎と言います。俳句においては、「鮎」は夏の季語、「若鮎」は春の季語、「落鮎」は秋の季語となっていて、愛媛出身の俳人、正岡子規も鮎の句を多く詠んでいます。
特徴としては、夏にとれる鮎は身が引き締まりみずみずしい一方で、落ち鮎は、産卵期で餌をあまり食べていないため痩せており、夏に比べて成熟した旨味が加わっていること。その味には特徴があり、少し好き嫌いの別れるところです。また、色も鉄さびのような色に変わり、そのため「さび鮎」と呼ばれることもあるそうです。これからは落ち鮎の季節なので、是非変化した味に注目して食べてみてください。
屋形船 仁淀川で提供する鮎の塩焼き
今回取材をしたのは、日高村の山間エリア「能津」にある「屋形船 仁淀川」さん。インタビューをした田中さんのお父様は、火振り漁を続けられています。なんと一晩で20kg獲れる日もあるそうです。
詳しくは、動画をご覧ください▼
鮎の最も知られている食べ方は、塩焼きではないでしょうか。シンプルな塩焼きは鮎の美味しさを引き出し、そのまま食べても美味しいですし、白飯とお味噌汁と合わせれば、なんとも夏らしい組み合わせです。
「屋形船 仁淀川」では、炭火焼きでじっくり50分程、丁寧に焼き上げた鮎の塩焼きを提供します。また、事前にご予約があれば、屋形船乗船中に、その他の場合は、乗船後に鮎の塩焼きを楽しむことができます。
塩焼き以外に、鮎を使ったレシピは下記をご覧ください。
屋形船 仁淀川に乗る。
「屋形船 仁淀川」では、仁淀川の碧さを近くで眺めることができます。また、非常に水面に近いため、自らの手でその流れに触れることができます。さらに、仁淀川名物の沈下橋を間近に下から見ることもできますので、是非一度ご乗船ください。(※運行は天候次第なので、「屋形船 仁淀川」にお問合せください。)
<「屋形船 仁淀川」>
TEL: 0889-24-6988
いかがでしたか?
鮎の塩焼きは食べたくなりましたか?これを機にスーパーで鮎を買って塩焼きをしてみてくださいね。もしかしたら高知県産の鮎もあるかもしれません。そしもし気になったら日高村に、仁淀川を感じるために、鮎の塩焼きを食すために、是非お越しください。皆様をお待ちしております!
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日本の高知のほどよい田舎"日高村"。
高知県の県庁所在地「高知市」から約30分。人口約5000人の村で、特産品のフルーツトマトを使ったオムライス街道で村おこしをしています。観光スポットとしては小村神社、名越屋沈下橋、霧山茶園などがあります。是非お越し下さい。
<日高村公式ホームページ>
<高知県日高村【公式】YouTubeチャンネル>
<日高村観光協会YouTubeチャンネル>