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誇りをもってこの地に住んでいきたい/貸切宿芽 松倉はるかさん

日高村デジタルコンテンツ制作担当です。
村人寄稿では、日高村在住の方や以前に住んでいた方など、日高村に関係する方々に協力いただき、「日高村について」毎月1記事を投稿いたします。
今回は、地域おこし協力隊として活動ののち、日高村で貸切宿をオープンさせた、松倉さんからご寄稿いただきました。それではご覧ください。


みなさん、こんにちは。
日高村の沖名で「貸切宿 芽(かしきりやど めい)」という一棟貸しの宿を経営している松倉はるかと申します。

移住のきっかけ

時は遡ること、2017年、神奈川県逗子市で結婚してすぐのこと。
なんとなしに夫に「地方移住っていいよね~」と言ってみたら、乗ってきた。

私は地元横浜で高校を出た後は、海外や県外を転々としていたため、神奈川県を出ることに全く抵抗はなかった。が、夫は地元千葉で大学を出た後、就職のため逗子市に来てから、ずっと同じ職場。後先考えない私とは逆で慎重派だと思っていたが、「いいね~地方で生活するのも」というではないか。

移住するなら雪が降らなくて暖かいところ・ラテン気質で外からの人にも大らかな県民性・日本酒が豊富・自然が豊か・そして何より、憧れの地、高知県一択だった私。行ったことはないけれどよさそう!という直感の案に、「どうせ移住するなら遠いほうがいいしね!」と夫がまた乗ってきたので、東京でやっていた移住フェアに参加。いろいろな市町村を知るようになる。

それでも老後か4~5年先かなぁ~なんて話していたが、当時の私の職場は家から片道2時間、往復4時間かかる都内だった。そんな折に念願の子どもが出来たが、出産予定日では育児休暇が取れないことを知る。産休のみで生後2カ月の子を保育園に預け、往復4時間の職場に通えるのか、そもそも保育園受かるのか、もはや現実的ではない!これは移住を早めたほうがいいかね?と夫に言うと、「それが最善案だと思う」とまた乗ってきたので、移住決定。

日高村の決め手

私たちの両親はお互い関東のため、何かあったらすぐに帰れるように空港からそこまで遠くない、高知市内が通勤圏内、津波が来ない、地域おこし協力隊の案件で興味のあるものがある、そして保育園に絶対に入れる!全項目を網羅していたのが日高村。まさに私たちにとっては「ちょうどいい村」だったのだ。
日高村には実際に行くことなく、Google Mapで降り立ち、日高村の地域おこし協力隊に応募し、面接のときに初めて日高村を訪れた。

移住してみて

そんな無計画にも思える移住だったが、私たちの勘は当たったのだ!「なんちゃ~ない村」という人もいるかもしれないが、見渡すと田園風景、その向こうには低い山々が連なっている。

なんと癒しの風景か。

念願の持ち家を購入し、宿を開業したが、ここから見える風景は毎日見ていても見飽きない、ホッとさせてくれる景色なのだ。宿に来るお客様からも、宿内から見える田園風景は素晴らしいとお声をいただいている。都会からしたらこの風景が贅沢なのだ。

その割に市内からも近く、スーパーやコンビニなど日常生活にも困らない。村内だいだい15分圏内で行けてしまう、このコンパクトさも魅力の一つ。保育園も徒歩圏内。先生たちも子供を本当によく見てくれている。

高知県民は聞いていた通り、外からの人にもおおらかで気さく、そしていい意味でおせっかい。でもいい距離感を保ってくれるので、暮らしやすい。ご近所さんに恵まれたのもあるだろう。こういうのは運である。


子供たちが戻って来たいような地域作り

私の祖父母宅は東京と横浜だったため、田舎のおばあちゃんちに行く!ということがなく、憧れだった。

子どもたちには日高村を自慢の故郷だと思ってもらいたい。
そのためにも、一度は日高村を、高知県を出てほしい。
そして外を見てほしい。
当たり前にあるものが当たり前ではないのだなということを知り、外に出ることによって日高村の良さをより知ってほしい。

そのためにも私たちが誇りをもってこの地に住んでいきたいと思う。


いかがでしたか?

地域おこし協力隊として日高村観光協会での勤務を経て、仁淀川流域には極端に宿がないことを知ったことで、自らのライフスタイルと合った貸切宿をオープンさせた松倉さん。すごく素敵な貸切宿です。

一棟貸しの宿「貸切宿 芽」

高知県の中西部、日高村に位置する一日一組限定の一棟貸切宿
「非日常感を味わいながらも、家のように寛げる空間を提供する」をコンセプトに、40年ほど前の民家を、昔ながらのレトロな窓や地元の木を使った梁はそのままにしつつも、宿の中でゆっくり寛ぎ、楽しめるように全面改修しています。

https://www.instagram.com/vacation_rental_mei/

ぜひ一度足を運んでみては。



日本の高知のほどよい田舎"日高村"。
高知県の県庁所在地「高知市」から約30分。
人口5000人の村で、特産品のフルーツトマトを使ったオムライス街道で村おこしをしています。観光スポットとしては小村神社、名越屋沈下橋、霧山茶園などがあります。

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