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料理人にとってこれほど幸せなことはない/村の小さな台所おきな 岡さん

日高村デジタルコンテンツ制作担当です。
村人寄稿では、日高村在住の方や以前に住んでいた方などに協力いただき、「日高村について」毎月1記事を投稿いたします。

今回は世界各国で料理人として腕をふるったその後、地域おこし協力隊として沖名地区で「村の小さな台所おきな」というレストランをされている岡さんに寄稿いただきました。
それではご覧ください。


皆さん、こんにちは!
私は高知県日高村に2019年春に東京から移住してきた岡と申します。

10時間以上かけて作るプルドポークは絶品

生まれも育ちも東京の下町な私が、妻と子供2人(当時0歳と2歳)を連れて、この小さな村に古民家カフェを夫婦でオープンする事を目標にやってきました。
今現在42歳の私は実は大学時代から約15年間、ずっと海外で生活をしていました。アメリカやニュージランドなど5カ国に滞在して、現地で料理の下積みとワインの勉強に人生の殆どの時間を費やしたのち、帰国直前までは中国の上海外難地区でも自身のお店を出していました。

~移住のきっかけ~

元々日本に戻りたいと思っていた私たち夫婦は、妻の妊娠を機に帰国することを決め、まずは地元である東京に戻りました。しかし、東京での子育てを経験する中で、夫婦ともに息苦しさを感じてきたのをきっかけに、兼ねてから食材の宝庫である高知県への移住フェアに積極的に参加するようになりました。
そこで出会ったのが日高村役場企画課の職員さん達で、私の仕事のことはもちろん、子育てのこともとても親身に相談に乗ってくれました。東京では待機児童問題に悩まされていた私たちですが、なんとその相談会の場で日高村の保育園への入園枠を確保してくれるなど、素早い対応に感動し、すぐに飛行機を予約して日高村の視察へと出発しました。

日高村の自然とパシャリ

最終的には地域おこし協力隊という制度を利用して、3年間地域で下地を作りながら、その任期終了後に古民家カフェをオープンするというプランで移住することになりました。

~移住後の流れ~

立派な日本家屋

日高村に来てからは、とにかく地域の方とのコミュニケーションを取るために、地域の集会や行事に積極的に参加したり、仲良くなった住民の方の力を借りて、私の料理を振る舞いながらの飲み会なども沢山行ってきました。その結果、村1番のお屋敷が空き家である事を教えていただけただけでなく、近隣住民の皆さんが、その家主さんに私のことを話してくれていたことも後ほど知りました。
結果、移住から1年2ヶ月で今の場所、日高村沖名地区で「村の小さな台所おきな」という名前のお店をオープンできることになりました。

2020年5月にオープンしました
日本庭園の贅沢な眺めとともにBBQ
夜のライトアップも雰囲気があります


~日高村の食材~

鮮度抜群の食材

「日高村=トマト」というイメージがとても強いのですが、実はトマト以外にも沢山優れた食材があります!
まもなく冬になりますが、甘さが特徴的な柏井さんの電子いちごに、酸味と甘さのバランスが絶妙の山﨑さんのいちご。Vegefuruportさんのベビーリーフやハーブ類。日高村落花生組合なんてものもあり、ものすごく美味しい落花生が手に入ります!

日高村にはお肉と魚がありませんが、車で少し走るだけで高知県を代表する和牛あかうしの生産者さんや漁港もあります。
ここ日高村にお店を構えることで、鮮度抜群の様々な食材に触れることができる毎日を過ごしていますが、料理人にとってこれほど幸せなことはありません!

これまで作ってきた料理の一例
一品一品こだわりをもって作っています


~最後に~

もしもこの記事をご覧になっている方の中で田舎移住を考えている方がいらっしゃいましたら、ぜひ一度東京や大阪で開催される移住フェア等に参加してみてください!

家庭菜園で育てた芋掘り


「田舎=不便」と思われる方も多いかと思いますが、都会にはない様々な「豊かさ」がここにはあります。日高村は山や畑が沢山あり、高い建物は1つもない、皆さんがイメージする「田舎」そのものだと思います。
しかしながら日高村からは、高知市までは車で30分で行ける距離であり、市内には大きな病院や大型ショッピンセンターもあります。大自然と都会の両方良いとこどりができるのがここ日高村です。

ぜひご旅行でも良いので、一度訪れてきてみてください。その時は私の営むお店「村の小さな台所おきな」にもお立ち寄りください!



いかがでしたか?
田舎で一流レストランの味を体験できるんです。日高村民としてはなんというプロフェッショナルが移住してきてくれたんだと感動ものです。
また、岡さんは自らレストランを営むだけではなく、料理教室や地域の祭りを開催したり、移住の相談にも乗ってくれたりと、様々な取り組みをされています。

インスタグラムもとても食欲に刺激のある投稿ばかりです。
ぜひのぞいてみてくださいね。

https://www.instagram.com/oka_yoshihiko/



日本の高知のほどよい田舎"日高村"。

高知県の県庁所在地「高知市」から約30分。
人口約5000人の村で、特産品のフルーツトマトを使ったオムライス街道で村おこしをしています。観光スポットとしては小村神社、名越屋沈下橋、霧山茶園などがあります。

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高知県日高村【公式】
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#日高村
#日高村観光協会

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